替えスプールのススメ

FISHING

皆さんは何台のリールを持っていますか?

私は数えてみたら10台でした。
内訳としては、

  • ライトゲーム用2台
  • サーフ用1台
  • ロックフィッシュ用ベイト1台
  • ライトジギング用ベイト1台
  • 滅多にやらないシーバスその他用1台
  • 餌釣り用の格安リール4台となりました。

このうち下の3種は使用機会がかなり少ないので、実質的には上の3種計4台で回していることになります。ベイトタックルは除けば、実質3台に。

スピニング3台で様々な釣りを回す、そこにはある秘訣があるのです。

替えスプールという選択

その答えは替えスプールにあります。

実は、ライトゲーム用のリール自体は2台ですが、その2台は同じ機種で、下記のようにスプールが計4個あるわけです。

1000PE0.3-150m
2000PE0.4-200m
2000ナイロン4lb-100m
2000PE0.6-150m

サーフ用リールについても、1台に対し2つのスプールを所持しています。

5000PE2.0-300m
5000SPE1.2-300m

替えスプールの使い方

ここでは筆者の実際の使い方を紹介します。

使用しているスプールの組み合わせ

1000PE0.3-150m
2000PE0.4-200m
2000ナイロン4lb-100m
2000PE0.6-150m

この2台のリールで担うのは、メバリング、アジング、エリアトラウト、フィネスなチニングやロックフィッシュです。

各釣りでの使い分け

  • メバリング
     PE0.4号(ジグ単・プラグ用)/ナイロン4lb(同用途の代替)/PE0.6号(フロート用)
     → 実際に同時使用するのは2種類まで(PE0.4号とナイロンは択一)。
  • アジング
     PE0.3号PE0.6号の2種類。
  • エリアトラウト
     ナイロン4lbPE0.3号の2種類。
  • チニング・ロックフィッシュ
     PE0.6号

ポイント

こうして整理すると、釣種ごとに使い分けはあるものの、同時に使うのは多くても2種類。結局、使用する竿の本数分しかリールは必要ありません。

また、エリアトラウトをしながら他の釣りをするわけではありませんし、チニングやロックフィッシュで使うラインはアジング・メバリングのPE0.6号と共通です。さらに筆者は24時間メバルのことしか考えていないので、メバルがいるならアジを狙うこともありません。

つまり、必要なラインを巻いたスプールさえ揃えておけば、リール本体の台数は最小限で済む、というわけです。


5000PE2.0-300m
5000SPE1.2-300m

サーフ用のリールについても同様で、PE1.2号をサーフ、稀にやるシーバス、飛距離が欲しいときのロックフィッシュに。PE2号をライトショアジギング向けに使用しています。

スプール併用のメリット

スプールを併用する最大のメリットは、やはりコストパフォーマンスです。

例:23レガリス 3000番

Amazonで調べると、LT3000-CXHの価格は 8,513円 でした。

ここで替えスプールの価格を見てみます。

替えスプールということで、ナイロンを巻いた餌釣りや、やろうと思えばサーフも視野に入るLT3000D-C、つまり3000番の深溝バージョンを例に挙げます。このスプールはLT3000-CXHに取り付けが可能ですので、実質LT3000D-CXHという深溝ハイギアの存在しない仕様を実現可能です。

余談はさておき、純正替えスプールが4070+750=4820円。
なお、LT3000Dを例に出しましたが、LT3000についても同価格です。

続いて紹介するのが、ダイワ公式のカスタムパーツブランドである、SLPワークスが販売するオプションスプール。

3000Sということで通常より糸巻き量が少なくなりますが、3368円という値段。2つ買ってもリール本体の値段より安くなります。

これをまとめると、

本体(LT3000-CXH)8513円PE1号でシーバス等
深溝純正スプール(LT3000D-C)4820円ナイロン4号で餌釣り等
SLPワークス タイプ-β(3000S)3368円PE0.6~0.8でエギング等

といった組み合わせ。

例えば、普段は河口のシーバスで純正スプールを使い、遠征でエギングの時にはSLPワークスのスプールを使う、餌釣りには深溝スプールを使う、といった具合です。本来なら用途ごとに3台のリールが必要ですが、スプール2つを追加するだけで同等の運用が可能になります。

本体と合わせても、リール2台分の価格で済むことになります。

スプール2つの合計金額: 4,820円 + 3,368円 = 8,188円

もう1つのメリット

もう1つのメリットは、リールに愛着が湧くことです。1つのリールの使用機会が増えるということは、それだけそのリールで多くの魚を釣ることが出来るということ。
人によって価値観は様々ですが、このようなメリットもあることを示しておきます。

デメリット

一方デメリットも存在します。

手間が増える

リールの台数=ロッドの本数ならば、リールはロッドに装着したまま準備、移動が出来ますが、釣りの種類を切り替える度にリールを付け替える、またスプールを交換する手間が発生します。

リールの寿命を縮める

当然ながら1台のリールの稼働率が上がるため、寿命という面では早く来てしまいます。
また、スプール交換の際にドラグノブを落としてしまったりすると大変です。

まとめ:替えスプール活用のポイント

  • リール台数を最小限に
    替えスプールを使えば、リールを余分に買う必要がなくなります。筆者の場合、スピニング2台でメバリング、アジング、エリアトラウト、チニング・ロックフィッシュという範囲をカバーしています。
  • コストパフォーマンスが高い
    例えば、LT3000-CXHの本体価格8,513円に対し、替えスプールは4,820円+3,368円=8,188円。用途別にリールを揃えるより、安価に多用途対応が可能です。
  • リールへの愛着が増す
    1台のリールを多用途で使うことで使用機会が増え、そのリールでより多くの魚と触れることができます。お気に入りのリールを楽しむことにつながります。
  • 注意点・デメリット
    • 釣りの種類を変えるたびにスプール交換が必要になり、手間が増える
    • 稼働率が高まるため、リールの寿命が短くなる可能性がある
    • スプール交換時に部品を落とすリスクがある

結論
替えスプールを活用すれば、リールを無駄に増やさず、多彩な釣りに対応できます。コストも抑えつつ、1台のリールで幅広く楽しむための賢い選択肢と言えるでしょう。

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