2025年の横浜フィッシングショーで展示され、4月に発売された「テイルウォーク アウトバック」の25年モデル。バットセクションの差し替えやエンドキャップの交換により、4通りのレングスに調整可能というユニークさが話題になりました。
私もアイナメ等のロックフィッシュや、チニング、堤防からのマゴチ等に使用可能な他、オフショアの釣りではボートロック、またワールドシャウラのようにエクステンションエンドキャップを装着することでライトジギングやタイラバにも挑戦できそうだということで、早速某キャ〇ティングで購入してきました。時間の都合上、実釣はまだ先になりますが、ひとまず実釣前の段階で見えた特徴等を書いていこうと思います。
なぜこのロッドを選んだのか?
私がこのロッドに求めているのは、「1本で何でも釣れる面白さ」です。
ロックフィッシュやチニングといったショアの釣りはもちろん、これまであまり経験してこなかったオフショアの釣りにも、そろそろチャレンジしてみたい。
ライトジギング、タイラバなど、やってみたい釣りはたくさんあるけれど、そのたびに専用タックルを揃えるのはちょっと現実的じゃない。
だったら、1本で幅広く遊べるロッドが欲しい——そんな思いから選んだのが、テイルウォーク アウトバック C61/72M-P4.5でした。
このロッドの特徴は、仕舞寸法49cmの4ピース構造に加え、ミドルバット(3.5ピース目)と、エクステンションバットの有無を組み合わせることで、6.1ft~7.2ftの間で4つのレングスを切り替えられるという点です。
取り回しの良さが欲しい近距離戦では3.5ピース目を外して、飛距離が欲しい釣りでは3.5ピース目を取り付け。オフショアではエクステンションバットを取り付けて。
使う場所や釣り方に応じて「ロッドのキャラクターを切り替えられる」この自由度に、強く惹かれました。
実際に触ってみた

このアウトバックにはハードケースが付属しています。パックロッドにありがちなセミハードタイプではなく、しっかりとしたハードタイプです。ワールドシャウラの5ピースモデルのようなイメージです。

その中には布製の高級感があるソフトケース。エクステンションバットとバットセクションを入れる部分は、長さに合わせて縫われています。

ということで、合計7つのパーツを組み合わせて4つの長さに変えられるという設計になります。一番下が短いタイプのバットエンド、その上は長いタイプのバットエンドです。中央の短いピースが3.5ピース目となり、レングスを変えるためのパーツです。

スコーピオンDCと合わせるとこんな感じになります。シルバーのスコーピオンDCと、グレーや黒の配色のアウトバックの相性は良いと思いました。

エクステンションバットを取り付けるとこんな感じに。持ってみると、肘より後ろまでグリップが伸びるので、ジグをしゃくる動作が行いやすそうです。






全体的に価格相応に高級感があり、眺めているだけでも気分が上がります。

追加する3.5ピース目セクションは太めで、ほとんど曲がらない硬さです。
使い方を考察
4パターンをまとめると、以下のようになります。
レングス | グリップ | 3.5ピース目 |
6'1" | ショート | 無 |
6'6" | ロング | 無 |
6'8" | ショート | 有 |
7'2" | ロング | 有 |
6'1"
最も短いスタイルで、飛距離よりもキャストアキュラシーが求められる場面で使うことになりそうです。
考えられるシチュエーションとしては、ストラクチャー周りを攻める時、キビキビとルアーを動かしたい時でしょうか。また、オフショアでのキャスティングは船上での取り回しを考えるとこのレングスの方が良いのかもしれません。
6'6"
6'1"のグリップはロングバージョンです。
このレングスはオフショアのライトジギングで最も多く使うことになりそうです。一方おかっぱりで使うことは無いと思われます。
6'8"
グリップはショート、3.5ピース目はありのバージョン。
おかっぱりで飛距離が欲しい場面ではこのレングスを使うことになり、最も汎用性が高いレングスでしょう。6'1"と上手く使い分けたいところです。
7'2"
最も長いバージョン。
オフショアでは長い気がしますが、どのような釣りに使えるか試してみたいところです。
まとめ:1本で遊び尽くす“自由なロッド”
テイルウォーク アウトバック C61/72M-P4.5は、単なるパックロッドではなく、この竿でどんな大物を釣ってやろうかとワクワクさせてくれる竿だと感じました。
「ショアもオフショアも、全部やりたい。」
そんな欲張りな釣り人の願いに応えてくれるロッドです。
仕舞寸法49cmというパックロッドとしての携行性を備えながら、3.5ピース目の追加・バットエンドの交換によって4通りのレングスに切り替えが可能。
そのときどきの釣り方や場所に合わせて、最適なスタイルに調整できる柔軟さは、これまでにない体験をもたらしてくれそうです。
まだ実釣には行けていませんが、このロッド1本でいろいろな釣りに挑戦していけることが、今からとても楽しみです。初釣行はロックフィッシュになりそうです。
釣行後は実際の使用感なども、また詳しくレポートしていきたいと思います。
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