24月下美人Xは買いか

FISHING

いきなりですが今回はD社への悪口になると思います(笑)
某Cから始まるダイワ系の釣具店で24月下美人Xの展示品を見てきました。実際に使ってみたわけではないのですが、スペックで評価していきます。

24月下美人Xが3月発売

ダイワさんから、24月下美人Xが3月に発売されるみたいです。既に展示品は一部の店舗にあるので、3月の早い時期に発売かもしれませんね。

20年モデルからの変更点としては10g軽量化、ATD TYPE-L搭載、ベイルとローター、スプールの形状変更、ローターにZAIONⅤ採用等。進化していることは間違いありません。デザインについては基本的に20年モデルを踏襲しているのですが、ボディの塗装が少し変わっています。20年モデルは若干青みががったメタリック(ベースであるレブロスと同様)ですが、24年モデルでは展示品を見たところ、レガリスのようなブラックになっていました。あのメタリック塗装が常夜灯下で輝くので、釣れなくても幸せだったんですが(笑)

他機種との比較

前提として、発売前のスペックだけ見た評価であることを先に宣言しておきます。

価格帯的には、23レガリスと21フリームスあたりが競合しますので、この2台、そして旧モデルである20年モデルと、1000番同士で比較していきましょう。ギア比や糸巻き量については省略させて頂きます。ハンドルノブは全てI字型です。

24月下美人X20月下美人X23レガリス21フリームス
自重(g)185195175180
ベアリング(ボール/ローラー)5/15/15/15/1
最大ドラグ力(kg)5555
価格18700168001160017100
ドラグ仕様ATD TYPE-LATDATD-TYPE-LATD
ボディDS4DS4ZAIONVZAIONV
ローターZAIONVDS4ZAIONVZAIONV
ベイルエアドライブベールエアベールエアドライブベールエアベール
その他マグシールド無
4機種の比較(画像はダイワ公式サイトより引用)

如何でしょうか。ほぼ同価格のフリームスより重いどころか、下位機種であるレガリスより重いのです。そのレガリスにはATDType-Lも搭載、マグシールドが入っていないくらいしか劣る要素が見当たらないのです。そもそもアジングにはマグシールド不要という方もいらっしゃるでしょうし。

旧モデルとの比較ですが、進化していることは間違いないのですが、実釣性能に差があるかと言われると…
私の場合は弱いエステルラインではなく、強めのPEでドラグに頼らずに釣るスタイルなので、余計にATD TYPE-Lになったからと言ってメリットがあるとは思えません。ただ10gの軽量化はライトゲームでは大きな違いと捉える方も多いかもしれません。

次にレガリスとの比較になります。マグシールドが入って、10g重くなり、月下美人のカラーになると7000円高くなりました。ボディに至ってはレガリスより下位機種のレブロスがベースですし、ローターやベイル形状はレガリスと同じ。23レガリスではねじ込み式ハンドルとなりましたので、レガリスのコスパの良さが光ります。

フリームスは価格としてはほぼ同じ。重量は5g負けています。ドラグ仕様は異なるのですが、ローターとベイルの形状は正直好み次第だと思います。月下美人のロッドと合わせるなら月下美人Xの方がデザイン的に良いですが、それ以外のロッドと合わせるならわざわざ選ぶ理由も無い気がします。キャスティングの新製品予約で買えばポイント還元で月下美人Xの方が実質安いかも?(笑)

なぜ24月下美人Xは惹かれないのか?

レガリスの方が遥かに安い価格で性能はほとんど変わらないですし、20年モデルから実釣性能での大きな進化も見られないのです。

24月下美人Xとは、レガリスのローターとベールを採用し、マグシールドを導入した月下美人塗装の20レブロスです。20年モデルからの変更点は、23レガリスのローターとベールになって、多少デザインが変更されたくらい。

なので、私がおススメするのは20年モデルを在庫処分セールで買うか、レガリスを買うか。

レガリス推しというわけではありませんが、こうして比べてみるとレガリスの良さが光ります。フリームスのモデルチェンジは来年ですかね(笑)
と言ってもフリームスも優秀なリールだと思います。

結論

軽さを追求するなら23レガリス、マグシールドが欲しくて月下美人デザインである必要は無い人はフリームス、月下美人デザインを安く買いたい人は20年モデルの在庫処分セール、価格を気にせずデザインと軽さとマグシールドを両立したい人は24年モデルを買えばいいと思います。あとレブロスも安くて良いっすよ。もはやクレストでも良い

23レガリスにマグシールドが入って月下美人の塗装となればそれで良かったのですが、ボディのベースが変わっていない以上買い替える理由も無いわけです。愛着が湧き、ナイロンや太いPEを巻く用の替えスプールまで購入した20年モデルを私はまだまだ使うと思います。ごめんなさい、ありがとうダイワさん。

20月下美人X、これからもよろしく。

20月下美人 X LT1000S-P

23レガリス LT1000S

21フリームス FC LT1000S

23月下美人 LT1000S

おまけ

こき下ろした24年モデルですが、上位機種の無印月下美人と比べるとどうなのでしょうか。

24月下美人X23月下美人
自重(g)185165
ベアリング(ボール/ローラー)5/17/1
最大ドラグ力(kg)55
価格1870029800
ドラグ仕様ATD TYPE-LATD TYPE-L
ボディDS4ZAIONV
ローターZAIONVZAIONV
ベイルエアドライブベールエアドライブベール
その他エアドライブスプール、逆転レバー無
無印との比較

1万高くなると、20g軽量化とベアリング2つ追加、エアドライブスプールが付きます。ベースはカルディアとなり、ベアリングは2つ追加。これなら頑張って無印を買ったほうが良い気がします。ただ価格の安さを活かしスプールを2つ用意して、状況により糸を使い分けるといったことも出来るので何とも言えませんね。糸の使い分けについてはこちらに記載しています。

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