私は普段からノートPCを持ち歩き外で作業をするのですが、マウスが無いと効率が悪い反面、嵩張るので邪魔にもなります。14インチのノートPC(Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen8、hp 14s-dk)を持ち歩く際は諦めて愛用のLogicool M590(残念ながら廃盤)をセットで持ち歩くのですが、VAIO Pro PF(11.6インチ、860g)を持ち歩く際は、折角の軽量コンパクトなVAIOの利点が台無しになってしまうので、マウスを持たずタッチパッドで操作していました。
持ち運びに最適なマウス
重量は50g以下、サイズは出来る限り小さく(尚且つ使用時には使いやすい)、レシーバーが不要なBluetooth接続(レシーバーをPCに差すとPC自体が若干嵩張るので)、静音ボタンというのが条件となります。
Logicoolですと持ち運び向けマウスといえばM350S。こちらは重量こそ70g以上で、全長も100mmを超えるのですが、厚みが26.62mmということで、持ち運びには最適なのかもしれません。しかし、Easy-Switchだとかは不要であるわけです。機能を省いて安くしてほしい。
で、Logicool以外のマウスはよく知らないので、マウス探しは諦めていたのですが、お正月の初売りでヨドバシカメラで見つけたのがELECOMの「CAP CLIP」シリーズ。(ヨドバシで実物を見てAmazonで買いました)
CAP CLIPシリーズとは
持ち運びはポケットに入るサイズでありながら、使用時には使いやすいサイズに展開可能で、クリップ付きなのでPCやポケットに取り付けて持ち歩くことも可能というコンセプトで開発されたワイヤレスマウスのシリーズになります。外で使うことを考慮しているため静音スイッチを搭載、デザインにもこだわった製品になります。より小さいサイズでシンプルな機能のM-CC2BRSシリーズ、ボタン数を増やした他、BLUE LEDを採用したM-CCP1BBシリーズの2種類があり、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことが出来ます。
筆者が購入したのはM-CC2BRSシリーズ
対応機種 | Bluetooth(R)HIDプロファイルに対応したWindows OS、macOS、iOS、iPadOS搭載機 |
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対応OS | Windows 11、Windows 10、Windows RT8.1、Windows 8.1、Windows 7、Windows XP、macOS Catalina(10.15)、iOS13.4、iPad OS13.4 |
適合規格 | Bluetooth 3.0 Class2 / プロファイル:HID(Human Interface Device) |
分解能 | 1200カウント |
通信方式 | FHSS方式 |
電波周波数 | 2.4GHz帯 |
接続可能台数 | 1台のみ |
電波到達距離 | 磁性体(鉄の机など)の上で使用する場合:3m、非磁性体(木の机など)の上で使用する場合:10m |
読取り方式 | 光学センサー方式 |
射出光線種類 | 不可視波長域 |
ボタン数 | 3個 ※ホイールボタン含む |
ホイール数 | 1個 |
連続動作時間 | 約18時間 |
連続待機時間 | 約36日 |
想定電池使用期間 | 約32日 ※1日8時間のパソコン操作中5%をマウス操作に割り当てた場合 |
電源(本体) | 内蔵リチウムイオン充電池 |
充電可能回数 | 約500回 |
カラー | ブルー、ホワイト、イエロー |
外形寸法(マウス本体) | 使用時:幅41.0mm×奥行87.0mm×高さ30.3mm、収納時:幅41.0mm×奥行52.0mm×高さ30.3mm |
サイズ分類 | 使用時:Sサイズ、収納時:SSサイズ |
質量(マウス本体) | 約40g |
付属品 | 充電用ケーブル[USB A⇔micro-B](ケーブル長:15cm)×1、ユーザーズマニュアル×1 |
保証期間 | 6カ月間 |
こちらはより軽量コンパクトな廉価版となります。ボタンはシンプルに右クリック、左クリック、そしてホイールとなります。あくまで持ち運び用なので性能はそこまで求めていませんが、タッチパッドを使うよりははるかに使いやすいです。40gという軽さ、5cm四方に収まるくらいのサイズということで、鞄の中で邪魔になることは無いです。むしろ鞄の中で行方不明になるレベルで小さく軽いのですが、だからクリップがついているんですね(笑)
カラーバリエーションはブルー、ホワイト、イエローの3種類が用意されています。PCとの組み合わせを考えると、シルバーとブラックも欲しいところですが、ブラックが欲しいなら上位機種のM-CCP1BBシリーズを買えということなのでしょうか。ちなみに筆者が購入した時はAmazonにてちょうど2000円でした。ロジクールのM350Sが3000円台ですから、Easy-Switchが不要な私としてはお買い得です。
なお、対応OSにLinuxやAndroidがありませんが、少なくとも筆者の環境では使用できています。Bluetoothが付いていれば大丈夫ということでしょう。保証はしませんが。
実際に使用
携帯時はキャップを付けてコンパクトに持ち運べます。キャップで覆われるため、ボタンが持ち運び中にクリックされることがないのが良いですね。使用時にはキャップを反対側に取り付けることで、手のひらで握るサイズに展開することができます。
写真の通り特殊な形状をしていますので、持ち方には慣れが必要なのは事実です。小さいマウスですので包み込むように握る形となりますが、キャップ部分の角が手のひらに干渉する感覚はあります。また、センサーの性能はそこまで高くないので、折り畳めるマウスパッド代わりになるものがあると良いかもしれません。
クリップ部分を接地面として設計させており、滑りは良好です。マウスとしての操作性は微妙ですが、タッチパッドよりは遥かに操作性が高く、邪魔になるものでもないので、11インチのVAIOを持ち歩く際には必ず携行しています。
充電ポートはシリコン(?)部分に隠されており、microUSBとなります。type-Cなら良かったのですが...
また、Bluetoothのペアリングボタンも隣に配置されています。
良い点
- 圧倒的な携帯性
- 静音ボタン
- 乾電池不要で、充電式である点(個人的な好み)
- デザインの良さ
- クリップ付き
悪い点
- 操作性はイマイチ
- バッテリーの持続時間が微妙
- センサー性能の低さ
- 意外と高い(Amazon等で2000円台)
おすすめできる人
- 小型軽量のノートPCを使っている人
- とにかくコンパクトさを重視する人
- マウスにあまり性能は求めない人
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