ライトゲームの代表格、アジング。基本は1g前後のジグヘッドリグを魚の口に送り込む釣りですが、ロッドの種類は様々。ロッド選びを迷っている方へのページです。長さ別の特徴を解説し、おススメのロッドを紹介していきます。
アジングロッドの長さは一般的には5ft~7ft程度。フィネスに特化したロッドですと4ft台、遠投特化では8ft以上も存在します。基本的にはシーバスやエギングロッドと比べると短く、バスやトラウトに近い長さです。
5ft~6ft
まずはショートロッドの部類である、5ft~6ftについて解説します。
ジグ単の釣りに特化したのがこの長さのロッド。ルアーウェイトの上限は3~5gで、0.5g程度のジグヘッドでも投げて操作感を感じることが出来るのが特徴です。自重も50g台がほとんど。その反面、プラグの使用は難しく、メタルジグやフロート、キャロライナリグの使用は困難です。常夜灯下の近距離戦が主戦場となります。
筆者の使い方は、夜の常夜灯下で1g前後のジグ単のアジング。深夜の漁港をこの1本だけ手に持ちランガンするスタイルです。
主な例 ダイワ 月下美人AJING 55UL-S、シマノソアレBB アジング S54SUL-S、鯵道 1G-class AD1-S502L
6ft~7ft前半
アジングロッドにおける汎用モデルがこの長さ。ジグ単の釣りも、0.5g以下のような極端にフィネスな釣りでなければ問題なくこなせますし、プラグの使用にも適するほか、軽めのメタルジグや遠投リグにも対応します。持ち込むロッド本数を1本で済ませるのであればこの長さが最適です。
筆者のアジングでの使い方は、デイのダートアクションや早巻きのリアクションバイトを狙う釣りと、プラグを使う釣り。メバリングロッドを流用しています。また、マズメやナイトゲームでは重めのジグヘッドor軽めのメタルジグ等をセットしておき、ショートロッドとロングロッドの間の役割をいつでも担えるように待機させておきます。
主な例 ダイワ 月下美人 610L-S、シマノ ソアレBB アジング S610L-S、メジャークラフト 鯵道 1G-class AD1-S682-L
7ft後半~
アジングロッドの遠投向けロッドが7ft後半以上のロッドです。ルアーウェイトの上限は10g以上のものが多く、メタルジグや遠投リグの使用に特化しています。プラグの使用も可能です。マズメの回遊アジをメタルジグで狙ったり、沖の大型アジにジグヘッドを届けるためにフロートやキャロを用いるためのロッドです。
アジングだけでなく、根魚やチニング、バチ抜けシーズンのフィネスなシーバス、軽めのエギを使ったエギング、所謂スーパーライトショアジギング等、アジング以外での汎用性が高いロッドとも言えます。(筆者は根魚、チニング、10g程度のジグを使ったショアジギングにも使用しています。)
筆者の使い方は、デイやマズメのメタルジグ、フロートリグ。ナイトゲームでは出番が少ないですが、東の空が赤く染まり始めたらこのロッドの出番。
主な例 ダイワ 月下美人AJING 80ML-T
どれを選ぶべきか
1本で済ませたいという方は、6ft~7ft前半が最も汎用性が高くおススメ。メバリングにも使いやすい長さです。漁港の内側での小さめのアジに特化するのであれば5ft台オンリーもアリでしょう。7ft後半以上のロッドは、他の釣りへの汎用性は高いのですが、肝心のアジングにおいては遠投リグでしか使えません。
アジングにおいては2本持ちが最もオススメです。アジングは大きく分けてジグ単の釣りと、遠投リグの釣りの2種類となります。6~7ftの竿はどちらもこなせるものではありますが、ジグ単の釣りでの感度は5ft台のショートロッドに劣り、遠投という面では飛距離が物足りないという中途半端なものとなります。そのためアングラーのほとんどは結局満足できず、また新たに竿を買うことになると思います(筆者もその一人)。ですので、それぞれの釣りに合わせた竿を1本ずつ持つことをオススメします。
ジグ単には5ft台のショートロッド、遠投リグには7ft後半以上のロングロッドを持ち込み、その場の状況に合わせて使い分けましょう。この2本はメバリングにも流用することができますし、ショートロッドは管釣り、ロングロッドはライトなエギング、チニング、バチ抜けのシーバス等にも流用可能です。0.6号くらいのPEを使えば、40センチくらいまでの青物もギリギリ対応します。
しかし・・・
実際のところは、それぞれの専用ロッドを使いたくなるのが釣り人の性。アジングをする方はメバリングにも手をつけるでしょうから、結局その後6~7ftのメバリングロッドも買うことになると思います(筆者もその1人)
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