先日、LenovoのIdeaPadを購入しました。購入に至る経緯と、購入後の流れ、製品のレビューをこちらに記したいと思います。
購入までの経緯
これまでメインで使用してきたPLYMOUTH(HP 14s-dk0101AU)ですが、元々のバッテリーの設計容量が少なく、外で使う際にもACアダプタが無いと厳しい状況でした。また、Type-Cで給電することが出来れば、万が一充電が少なくなってきても、モバイルバッテリーから充電することができます。(一応Type-C→DCinの変換アダプタを使えば、従来の機種でも充電出来ますが…)
そこで、Type-C給電が可能で、バッテリー容量がそこそこ大きい14インチノートを探すことに。
条件としては、CPUがIntel12世代以降のi5以上、RAM容量は16GB、ROMが512GB。できれば画面アスペクト比16:10。
Intelのハイブリッドアーキテクチャの凄さはデスクトップ向けCPUで既に体感済み。低負荷時の省電力性と、いざという時のパフォーマンスの高さは、ノートPCにも最適だと考えました。
候補に挙がったのは、Dell Inspiron 14、HP Pavilion 14、ThinkPad E14 Gen 4、そして購入したIdeaPad Slim 5i Gen 8。購入当時はほぼ同じ価格でした。
この4機種のスペックを比較します。
Inspiron 14 | Pavilion 14 | ThinkPad E14 | IdeaPad Slim 5i | |
CPU | i5 1335U | i5 1235U | i7 1255U | i5 12450H |
GPU | Iris Xe Graphics | Iris Xe Graphics | Iris Xe Graphics | UHD Graphics |
画面比 | 16:10 | 16:9 | 16:9 | 16:10 |
RAM(全て16GB) | LPDDR5 | DDR4 | DDR4 | LPDDR5 |
バッテリー | 54Wh | 不明(カタログ7時間30分) | 45Wh | 56.6Wh |
重さ | 1.53kg | 1.42kg | 1.64kg | 1.46kg |
インターフェイス | HDMI USB 3.2 Gen2 ×2 Thunderbolt4 SDスロット | HDMI USB3.1 Gen1 ×2 USB3.1 Gen2 Type-C ×1 | HDMI USB2.0 USB3.2 Gen1 USB4 Type-C兼Thunderbolt4 | HDMI USB3.2 Gen1 ×2 USB 3.2 Gen1 Type-C ×2 microSDスロット |
その他 | 指紋認証 | 指紋認証、タッチパネル | 指紋認証、LANポート |
まずPavilion 14はバッテリーの持続時間が短いので大幅減点。タッチパネル搭載ですが求めていませんので、脱落。
次にThinkPadですが、こちらもバッテリー容量が小さめであるのと、何よりの欠点が「FnキーとCtrlキーの配置」。設定で入れ替えることができるのは分かっていますが、表記と実際の動作が異なるというのも嫌なので、大幅減点。LANポート搭載は良かったんですが...
最後に残ったのがInspironとIdeaPadですが、Inspironの利点はグラフィック性能、対してIdeaPadの利点は軽さです。しかしながら、ゲームや動画編集等は基本的にデスクトップPCでやるので、ノートPCにグラフィック性能はあまり求めません。納期も短かったので、IdeaPadに決まり。
購入から到着まで
購入日は6/5。
ストアページでの出荷日は、決済から最短1~2営業日と記載されていました。
しかし実際には、注文後に表示された出荷予定日は6/15。これは...と思いましたが、すぐに必要なわけでもないので、首を長くして待つことに。
ところが、6日の夜に突然こんな内容のメールが。(型番は同時に注文したスリーブケースです。)
出荷の案内メールは7日の夜に届き、日通NECロジスティクスさんにより8日の昼頃に自宅へ無事到着しました。15日出荷という表示は…?
実物到着
何はともあれ結果的には予定通り到着したIdeaPad。ThinkPadもそのイメージですが、Lenovoはロゴを端にさりげなく配置するスタイルで、好感が持てます。
左側面には、充電兼用のType-Cともう一つのType-C、HDMI、イヤホンジャックが装備。
右側面には2つのUSB3.2 Type-Aと、microSDスロット、SSDのアクセスランプと電源ランプが装備。
排気口は下にありますが、ゴム足分の高さしかスペースが開いていないため、高負荷時には結構熱くなりそう。
webカメラにはプライバシーシャッター付き。最近のPCでは一般的な装備となります。
キーボード配置はこちら。
ストロークや打感は好みですが、欠点を挙げるとすればEnterキーが狭いことでしょうか。
電源ボタンは右上にあります。スピーカーは左右に配置。
CINEBENCH R23でのベンチマークテストの結果は上の通り。
シングルコア、マルチコアともにかなり高性能で、IdeaPad Slim 5iシリーズでは最も低いグレードの機種ですが、ノートPCとしては十分すぎるパフォーマンスだと思います。Core i5ですが、同じ12世代のi7である1255uといった末尾uのCPUと同等かそれ以上のパフォーマンスを誇ります。
使ってみた
まずはWindows恒例行事、Microsoft Edge(Chromeをダウンロードするために付属しているソフト)を使って、Chromeをインストールしていきます。Edgeさんの役目はここまで。
OfficeやVSCodeはもちろん、PhotoshopやLogi Options+、Audacityといったソフトもダウンロードしていきます。SSDの利用可能な容量は474GBということで、必要なソフトは全部入れておき、更にゲームも数本入れることが出来ると思います。
付属ソフトのLenovo Vantageで、デバイスの状態を確認したり、電源やディスプレイといった様々な設定を変更したりすることができます。
中でも素晴らしい機能が、夜間使用しないときには満充電にせず、朝の使用開始に合わせて100%まで充電にするモード。
スマホでは近年当たり前の装備になりつつありますが、ノートPCでは珍しい機能な気がします。ノートPCで一番最初にガタが来るのはバッテリーであることが多いため、この機能は助かりますね。
バッテリーの持ちは良好で、省電力モードに設定してディスプレイの明るさを下げれば、9時から17時までギリギリ持ちます。モバイルバッテリーを接続すれば余裕でしょう。
総評
通常Lenovoは納期が遅いイメージがあったのですが、こちらはセール品のためカスタマイズ不可の即納モデルで、購入から3日で到着となりました。
性能は申し分なし。i5-12450Hのパフォーマンスは素晴らしいですし、16GBのメモリは現在のWindows11でも十分な数値。14インチディスプレイに512GBのSSDと大容量のバッテリーで、持ち運び用途としても据え置き用途としても使えるオールラウンダーといえるでしょう。
型番 | 83BF000AJP |
CPU | Intel Core i5 12450H(i7 1360P等カスタマイズ可能) |
GPU | Intel UHD Graphics |
RAM | LPDDR5-4800 |
ストレージ | 512GB (PCIe NVMe/M.2)(1TBオプション有) |
ディスプレイ | 14インチ(16:10)(有機ELディスプレイオプション有) |
バッテリー | 56.6Whr(約14時間) |
インターフェイス | Type-A ×2,Type-C ×2,HDMI, microSD,3.5mmイヤホン/マイクジャック |
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